声優になるには声が良くないとダメ?良い声を手に入れる方法!

自分の声に自身がないと「こんな声で声優になれるのか…」と不安に思いますよね。

自身を無くしてしまって、そもそも声優になることを諦めてしまうかもしれません。

ですが、「声が良くないから声優になれない」ということは、気にしなくて大丈夫なんです!

「え?声優になるんだから、どんな声かは重要な問題でしょ?」

そう思うかもしれませんね。

ですが、いろんなキャラクターがいますからいろんな声の声優がいなくては困ります。

ですから声を気にしなくて大丈夫なんです!

目次

声優に求められているのは「良い声」ではない

世の中が「良い声」の人だけでは無いように、声優に求められているのは「良い声」の人だけではありません。

老人のしわがれ声が必要なこともありますし、ボーイッシュで野太い声の女性役では、太くしっかりした声が出る女性声優が必要なこともあります。

つまり、「自分の持っている声を必要としている役がある」ということで、「自分の声で演じられる役を演じる」ことが必要です。

ですから、今出ている声が良い声だ、悪い声だ、ということを気にする必要はありませんよ!

良い声かどうかを気にする必要はありませんが、「自分の出したい声と、自分の出ている声が違う」ということはあります。

そうなると、「自分の演じたい役」と「自分が演じられる(起用される)役」は違う、ということです。

「声優になれない」ということはありませんが、自分の思い描く声優像と違うものになる可能性はあります。

声優に求められる声は多様

先にもお伝えした通り、声優に求められる声というのは多様です。

そんな中で、自分のできる役をしっかりと演じられるようにするというのはとても大切です。

「やりたい役を演じられなければ、声優になってもしょうがない!」

そう思うかもしれませんが、自分の声や性格などと遠い役を演じるのは大変難しいですし、合った声質の人が他にいれば、その人に役が与えられることの方が可能性が高いでしょう。

「一生やりたい役はできない」という訳ではありませんが、まずはできる役をしっかりできるようになることの方が、声優になるために近道ですよ!

「自分のできる役をやる」といっても、職業として声優をやっていくためには、いろいろな役をこなせなければなりません。

そのためには、できる役だけができるのではいけません。

できる役ができるのはもちろん、いろいろな役がこなせる必要はあります!

声質が低くてなやんでいる方は以下の記事を参照してください。

「声」よりも演技力の方が大切

声優になるためには、生まれ持った声よりも、演技力の方が大切になります。

というのも、子供の役を演じる時に「高い声が出る」ということよりも、「子供らしい喋りができる」ということの方が大切で、子供らしく聞こえるのです。

実際の子供の声を聞いてみると、「子供=声が高い」というわけではないというのがわかると思います。

それよりも、子供らしい喋り・完成感覚で演じられる方が、子供らしく聞こえますから「声」よりも「演技力」の方が大切なんです。

良い声を身につける為には、トレーニングと覚悟が必要

「生まれながらの良い声が必要」というより、生まれ持った声を磨いて「魅力的な声」を身につけることになら価値はありますし、大切でしょう。

魅力的な声を見につけるためには、トレーニングが必要です。

さらにそのトレーニングは1日でできるものではありません。

日々の積み重ねが大切ですから「必ず毎日トレーニングをする!」と決めて毎日行う覚悟が必要です。

良い声はどうしたら手に入る?トレーニング方法は?

「声を出す」ということ自体はそれほど特別なことではありません。

ですがその特別ではないことのプロになるには、相応のトレーニングが必要です。

良い声というのはそう簡単に手に入るものではなく、トレーニングを続けることによって、きれいな発音や響きが手に入り、魅力的な良い声が出るようになります。

声優にとって「声」は商売道具ですから、しっかりトレーニングして磨いていきたいですね!

ここで少しだけ、声を磨くためのトレーニングをご紹介します!

大切なのは「発声」と「滑舌」

声優になるなら、お腹から声を出す発声や滑舌が大切なのはイメージできるでしょう。

発声と滑舌というのは、魅力的な声づくりにも大切です。

声優になるためにも、魅力的な良い声を手に入れるためにも、発声と滑舌について確認しておきましょう!

「知らなかった!」「知ってたけっどやってない!」というなら、ぜひこのトレーニングをやってみてくださいね!

魅力的な良い声のための発声トレーニング

発声で「お腹から声を出す」ということを聞いたことがあるかもしれません。

お腹から声を出すのと同じくらい大切なのが、声を出すときに、体に響きを共鳴させることです。

  • お腹から声を出す
  • 振動・響きの共鳴を意識する

1.お腹から声を出す

お腹から声を出す、というためにおすすめのトレーニングは腹式呼吸でお腹から息を「フー」っと吐き出します。

「s」の音で息を吐きだすのも良いでしょう。

また、スタッカートで息と一緒に「ハッ、ハッ、ハッ、ハッ」と声を出していくのも、お腹からの息に声をのせやすくなります。

あとは、喉に負担をかけているか、お腹から声が出ているかは、先生に聞いてもらいながら進めるのが良いです。

間違った発声トレーニングで大きな声を出そうとだけすると、声を枯らしてしまう危険もあるので注意してくださいね!

2.振動・響きの共鳴を意識する

声は声帯を振動させて出していますが、その振動が唇や鼻、頭や胸などに響いていると、深みのある魅力的な声になっていきます。

歌などでは、ハミングなどで意識できますが、なかなか普段話をする時まで意識できる人は少ないのではないでしょうか。

できるだけハミングをしながら「声帯と体が共鳴する感覚」というのを、すぐにつかめるようにしておくのがおすすめです。

さらに、無意識に声を出すときに共鳴するようにしたいということでしたら、ハミングから一歩進んだトレーニングが必要です。

これは実際に先生に指導してもらう方が良いですので、ワークショップや声優学校で、しっかりと教えてもらうのが良いです。

教えてもらった後は、無意識にできるようになるまでトレーニングするのも忘れないようにしてくださいね!

魅力的な良い声のための滑舌トレーニング

声優になるためには滑舌も大切です。

滑舌のポイントをご紹介するので、以下の点を意識しながらトレーニングしてみてくださいね!

滑舌のポイント

  • 舌や唇も筋肉なので練習して筋肉を鍛える
  • 音の最後に母音が残るように意識する

舌や唇も筋肉なので練習して筋肉を鍛える

滑舌を良くするには、とにかく早口言葉をトレーニングするのが一番です。

舌や唇も筋肉ですから、トレーニングをすれば早く動けるようになります。

まずは普通に、はっきりと「生麦生米生卵」と言ってみてください。しっかり、はっきりとです。

そうしたら、今度はそれを少しだけ早く言ってみましょう。

これを繰り返して少しずつ早く練習していけば、早くしゃべれるようになります。

「早く言い終わっているけど、言えていない」というのでは意味がありませんので、しっかりと聞き取れるように早く言うようにしてください。

音の最後に母音が残るように意識する

「滑舌は悪くないのに良い声ではない」「なんとなく聞き苦しい」というときには、音の最後に母音が残っていないことが考えられます。

日本語は知っての通り、子音と母音で構成されていて、無意識のごく短い時間で、子音の後に母音を発声しています。

つまり「す」と発声しているときも、最初に「s」という音が口から出た後に「u」という音が口から出ています。

ですから「す」と発声するとき、しっかりと口の形を「う」の形に持っていき、最後に「う」という音が残る方がきれいに音が聞こえるんです。

言い淀むときに「s~」の音だけが口からもれる、という状況を体感したことがあるのではないでしょうか。

しっかりと母音を意識しないと、この音ばかりが耳に残ってしまい、聞き苦しくなってしまうんです。

トレーニングとして、しっかりと口径(口の形)を母音の形にすることは大切です。

ですが、実際に普段の生活でそれほど口を大きく動かしてしゃべっている人はいないはずです。

つまり、トレーニングでしっかり発声できるようになった後は、普段のようにあまり口を動かさないような喋りでもきれいな音で発声できるようになります。

声優として、普通に生きている役を演じるためには、この域に達する必要がありますよ!

声優は声が良くないとなれない?良い声の身につけ方は?まとめ

声優になるために、生まれ持った声というのはそれほどハンディになることはありません。

ですが声優にとって「声」は商売道具ですから、しっかりと磨くことは大切なことです。

「魅力的な良い声」というのは、生まれ持った声という唯一無二の楽器を最大限に磨くことです。

今からでもできることなので、ぜひともしっかり磨いて声優を目指してくださいね!

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