声優としてデビューするには、オーディションは避けて通れない道です。
そのために、セリフやナレーションの練習をしたり、演技の練習をしたり、場合によってはダンスの練習をしたりしますよね。
声優のオーディションのセリフはどんなものなのでしょうか。
また、オーディションに合格するにはどうしたらいいのか調べてみました!
声優のオーディションの流れは?
そもそも声優のオーディションはどのような流れで行われるのでしょうか?
応募して、いきなりスタジオで面接するのか、それとも応募のときに書類を送ってそこから審査されるのかなど、わからないことが多いですよね。
声優のオーディションの流れは大体が、1次審査と2次審査があります。
内容は以下の通りです。
1次審査 | 審査内容(書類選考) |
ボイスサンプル/ボイスデータ | |
写真 | |
履歴書/エントリーシート |
2次審査 | 審査内容 |
面接・質疑応答/自己PR | |
実技/原稿読み | |
特技/自分の特技をアピールする |
1次審査は、書類審査が中心のところが多く、2次審査はスタジオなどで自分を見てもらい、アピールします。
では、1次審査と2次審査はそれぞれ何に気を付ければいいのでしょうか?
1次審査で気を付けること
まず、1次審査は、書類審査が中心になります。
そのため、写真の映りやボイスサンプルの出来が重要になってきます。
声優の仕事は、顔が見えない裏方のような仕事ですが、最近では顔出しする声優も増えてきているため、外見も注目されます。
オーディションの写真の選び方
オーディション用に送る写真もしっかり選ぶ必要があります。
もし、オーディション用の写真がなければ、撮影しましょう!
一般企業の就職活動に必要なピシッとした写真でなくても大丈夫です。
ですが、自分を良く見せるような写真を撮るようにしましょう。
審査員の手元には、あなたの情報は写真と履歴書とボイスサンプルしかありません。
その少ない情報で合否を決めるのです。
そのため、オーディションには写真の映りも大切になりますので覚えておきましょう!
ボイスサンプルの用意の仕方
ボイスサンプルは、オーディションに合ったものを作りましょう。
オーディションによっては、どのようなボイスサンプルが必要なのか、詳細が募集要項に書かれていることもあります。
そのため、オーディションに合わせてボイスサンプルは作るようにしましょう。
また、ボイスサンプルに規定がない場合もあります。
録音時間は2~3分が目安です。
録音に組み込む内容は、自己紹介、セリフは2~3種類
自己紹介は、声を作る必要はありません。
普段の自分の声で、ハッキリ話すようにしましょう!
セリフは1つ20~30秒のものを2~3種類録音しましょう。
このとき、できるだけ異なる声を録音するようにしましょう。
例えば、女性が応募するとして、自分の実年齢に近い声を1つ録音したら、他に、幼児の声、少年の声、老婆の声など、できればいろんな声を録音しましょう。
また、ナレーターにも興味があるなら、ナレーション用にサンプルを録音してみるのもおすすめです!
2次審査で気を付けること
次に、2次審査で気を付けることをご紹介します。
2次審査は、面接、実技など、審査員を前にして、審査が行われます。
審査員を前にして、自己PRや実技を行うのは緊張すると思いますが、精いっぱい自分をアピールしましょう。
ここで、オーディションの結果が変わってきます。
面接で気をつけること
また、面接では、人間性を見られます。
声優は声の仕事だから、人間性はそれほど大切じゃないだろうと考えてはいけません。
審査員はこれから一緒に仕事をしていくかもしれない人を選ぶのです。
いくら技術が優れていても、態度が悪かったり、もじもじしてまともに受け答えができなかったりしたら、一緒に仕事をしたいとは思ってもらえないですよね。
もちろん、審査のメインは実技ですが、必要なのはそれだけではありません。
なので、面接では審査員側に「一緒に仕事をしたい」と思ってもらえるように、しっかりと受け答えをしましょう。
2次審査の実技では、セリフやナレーション・朗読など様々なカテゴリーがありますが、オーディションによって当然内容は変わってきます。
日常的に本読みをするなどして、自分の声の強みを把握しておき、当日どんな課題を出されても対応できるようにしておきましょう!
オーディションのセリフで意識すること
ここで、オーディションのセリフを言うときに気を付けることをお伝えします。
必ずしも、2次審査の実技が自分の得意分野とは限りません。
自分の苦手なセリフが課題で出ることだってもちろんあります。
そんなときは、この3つを意識して演技をしましょう!
- その場の状況
- 何をしているか
- どう考えているのか/どう感じているのか
これを意識するだけでも演技は変わってきます。
オーディションのときはこの3つを意識して実技に取り組みましょう。
オーディションに合格するためには
オーディションに合格するためにはどうしたらいいのでしょうか?
声優のオーディションは、数十人から百人以上を超える応募者がいることもあります。
そんな大人数の中で生き残っていくには、やはり審査員の目に留まるようにしなければなりません。
だからといって、奇抜な服装でオーディションに行ったり、目立つためにあからさまに態度を悪くしたりなんてことは絶対にダメです。
オーディションではその人の人間性も見ている
基本的なマナーを守る
基本的なことですが、挨拶は大きな声で元気よくしましょう!
意外と挨拶をできていない人は多いです。
まずそれだけでも周りと差がつくこともありますので、覚えておきましょう!
また、審査を待っている間は静かにしていましょう。
緊張をほぐしたいからといって、周りに話しかけるのは良くありません。
かといって、静かにスマートフォンをいじるのも印象は悪くなります。
審査中じゃないからといって、誰にも見られていないわけではありません。
そんなことをしていたら、「表向きだけしっかりやって裏ではだらけている」なんて思われてしまうかもしれません!
オーディションが自分の番になったら、「大きな声で、はっきりと」話すことを心がけましょう!
早口にならないように気をつける
緊張して小声になってしまうのも、ダメです。
また、緊張して早口にならないようにも気を付けましょう!
緊張すると早口になりやすい人は、普段より少しゆっくりめに話すことを意識しましょう。
実技の審査でも「大きな声で、はっきりと」話すことを意識しましょう。
演じることを意識しすぎて、声が思った以上に小さくなっていることもありますので気を付けましょう!
声優オーディションのセリフってどんなもの?合格のために重要なこと まとめ
声優のオーディションのセリフについて、合格のためには何をすべきかを調べました!
声優のオーディションのセリフは、当日までわからないことが多いです。
そのため、不安になるかもしれません。
ですが、普段からいろんな幅の演技を練習しておくことが、オーディションの実技審査への対策になるのではないでしょうか?
プロの声優としてデビューしても、自分の思うようなキャラのお仕事をもらえるとは限りません。
そのためにも、いろんな幅の演技の練習をすることは大切になってきます。
オーディションで日ごろの練習の成果を披露して合格をつかみ取りましょう!
また、緊張すると思いますが、堂々としていましょう。
それだけでも、ほかの人とは違って見えます。
自信がなくても、堂々と胸を張っていれば、自然と自信がわいてくるものです。