歯並びは見た目の印象を左右する大事なパーツでもあります。
人気がある声優さんも、歯並びがきれいな人が多いイメージありませんか?
そう考えると、声優になるうえで、歯並びは重要になってくるのか気になりますよね。
歯並びが悪いと活舌が悪くなるなんて話もありますし…。
実際はどうなのでしょうか?
声優になるうえで歯並びは重要視されるのか、また、活舌と歯並びが関係あるのかをご紹介していきます!
歯並びが悪いと声優になれない?
歯並びは人によってはコンプレックスになったりします。
見た目の印象も変わるので、矯正できるならしたほうがいいと思う人もいますよね。
声優になるために、歯並びは重要視されるのでしょうか?
結論からお伝えすると、歯並びが悪いからといって、声優になれないわけではありません!
ベテランの声優さんでも、歯並びは悪いけれど、演技力があるために活躍されている人はいます。
もちろん、歯並びは良いに越したことはありません。
お仕事をするようになったら、宣伝や雑誌の取材などで、写真を撮られることもあります。
ですがそれも、撮影者の方に歯並びがわからないように撮ってもらうよう伝えれば何も問題はありません。
歯並びを矯正したほうがいいと言われる人は、歯並びが悪いために、活舌が悪くなっている人です。
では、どんな人が矯正をしたほうがいいのでしょうか?
声優にとって大切な活舌!歯並びと活舌は関係あるの?
歯並びと活舌は必ずしも関係があるとは言えません。
ですが、歯並びによっては活舌に影響することもあります。
歯並びによる滑舌の悪さは改善できる!
歯と歯の間に隙間がある場合、発音するときに隙間から空気が漏れたり、歯の生え方がズレていて、舌の動きが阻害されていたり、というような状態だと、当然活舌に影響が出てきます。
ですが、これらは矯正しなくても、練習することで克服できます。
歯並びが悪くて、矯正を考えたほうがいい人は「さしすせそ」の発音が苦手な人です。
実際にやってみると分かりやすいのですが、サ行は前歯をこすり合わせ、その間から漏れる息で発声しています。
そのため、出っ歯であったり、受け口であったり、歯並びに問題がある方は上手く発声する事が出来ないことが多かったりします。
ですが、これも練習することで克服することは可能です。
なので、矯正を考えたほうがいいとお伝えしましたが、練習して克服できるようであればそれに越したことはありません。
歯の矯正はお金がかかるので、しなくていいのであれば、出費は押さえたい所ですよね。
歯並びを矯正する時期は考えよう
自分の歯並びと、活舌の状態によっては、歯の矯正を検討する人もいますよね。
ですが、歯の矯正は思い立ったが吉日!というわけではありません!
歯の矯正に適した時期を考えよう
歯の矯正は、すぐに完了するものではありませんし、処置をしている間は、しゃべりにくくなります。
なぜしゃべりにくいのかというと、歯の矯正は歯にワイヤーのような物を巻き付け、1年・・・あるいは数年の時間をかけてじっくり位置を治していく事が多いのです。
そして、このワイヤーは歯の裏側にもかかっています。
そのため、いざ発声しよう、しゃべろうとすると、この裏側のワイヤーが舌に当たりしゃべりにくい事この上ないのです。
つまり、歯の矯正をしている間は、今まで何の問題もなくしゃべれていたのが、しゃべりにくくなってしまい、普段通りの発音もしにくくなってしまいます。
なので、声優として活動し始めていたり、専門学校や養成所で声優としての訓練を受けていたりすると、できていたことができなくなるのでだいぶ苦労します。
そのため、歯の矯正をする時期は考えなければいけません。
歯列矯正をするのに適した年齢は?
また、歯の矯正には大きな金額がかかります。
処置にかかる費用は、保険適用外になっているので、金額的に気軽に歯の矯正ができるとは言えません。
もし、歯の矯正を考えるなら高校に入る前に行うのがベストです。
歯の矯正は、歯が生えていた元の位置に戻ろうとするのを、ワイヤーのようなものを巻き付けてそれを防ぎます。
そして、歯が元の位置に戻ろうとしなくなるまで、矯正は続ける必要があります。
このように歯並びをなおすのです。
大人になってからの歯列矯正は数年かかる
これを、大人になってからしようとすると、お金ももちろんかかりますが、矯正に時間がかかるのです。
なぜかというと、大人になってからのほうが、元の位置に戻ろうとする力が強いです。
1度始めたら歯が元の位置に戻ろうとしなくなるまでの5~6年はやめることが出来ません。
それくらい時間がかかるのです。
それに比べて子どものころや10代の若い時のほうが、元の位置に戻ろうとする力が弱いため、矯正に時間はかかりません。
そのために、歯の矯正をするなら高校に入る前に行うのがいいのです。
歯の矯正にかかる期間は人にもよりますが、5~6年かかると考えると、大人になってからの処置はやめたほうが良いのかもしれません。
5~6年ずっとしゃべりにくいまま声優のお仕事をするのはつらいですよね。
手術で自分の歯を使わない審美歯科という方法もありますが、自由診療で保険もきかない美容目的の施術になるので100万円近い費用がかかります。
声優になるために歯並びは必ずしも矯正しなくていい!
歯並びは、活舌に影響を与えることはありますが、声優になるために矯正する必要はありません。
中には、活舌の悪さを武器にして、自分の持ち味に変えて活躍している声優さんもいます。
仮に、あなたの活舌が悪くても、ほかの長所で補えるのであれば歯の矯正をしなくても何の問題もありません。
当然、気になるのであれば少しでも発音しやすくなるよう、練習する必要はあります。
また、歯並びの状態によっては、矯正しても活舌が悪いままの場合もあります。
歯の矯正をしただけで滑舌が良くなるわけではない
なので、歯の矯正=活舌が良くなる、というわけではないので覚えておきましょう!
あなたが高校生くらい、もしくは高校生より下の年代であれば、歯の矯正を検討するのも良いと思います。
実際、なおしたほうが、活舌に限らずメリットが多いからです。
その場合は、お金がかかることなので、親御さんにちゃんと相談して決めましょう。
あなたが大学生や社会人、声優デビューしたてであれば、歯の矯正より、演技力など声優としての技術を得ることを優先に考えましょう。
若い人よりも歯の矯正に時間もお金もかかるため、歯の矯正は二の次に考えたほうがいいです。
声優には歯並びも重要?実は滑舌との関係もある?まとめ
声優になるために歯並びが重要なのか、歯並びと活舌は関係あるのかをご紹介しました。
声優になるために歯並びは重要ではありません。
確かに、歯並びの状態によっては活舌にも影響があります。
ですが、活舌は練習次第で改善することができます!
なので、歯の矯正よりも、自分が声優になるために何をしていくべきかを考え、発声練習、活舌の改善、演技力など、自分にできるところから努力していきましょう!
そうすれば、たとえ活舌が悪くとも努力が認められ、チャンスがまわってくるかもしれませんよ!